肌のターンオーバーの仕組みと乱れの原因②
前回、肌のターンオーバーの仕組みについてご紹介しました。
今回は、肌のターンオーバーの乱れの原因についてご紹介致します!
ターンオーバーが乱れている状態は肌トラブルの元
ターンオーバーはおよそ28日周期が理想となります。
しかし、部位によって周期は違うので、理想の周期も変わってくるのです。
例えば、かかとは表皮の層が厚く、顔の肌とも構造も少し異なり、
顔肌のターンオーバーの2~3倍はかかると言われています。
しかし、日数は違えどもターンオーバーの乱れは、肌トラブルの原因になることは変わりません。
ターンオーバーの乱れで肌トラブルの原因を引き起こしているのは、
ターンオーバーが早いことが原因の人が多いのです。
肌のターンオーバーは、理想的な日数の場合、およそ14日間かけて角化していきます。
そして、角層でおよそ14日かけて、角層の役割を果たし剥がれ落ちるのです。
ターンオーバーが早いと、栄養をもらい角化する過程が未熟になってしまい、
それぞれの層で未熟な細胞が働くことになるので、十分な働きができなくなってしまいます。
そして、肌の保湿に必要な、細胞間皮質やセラミドや自然保湿因子のNMFが十分作られないという事態が起きます。
未熟な角質は、保湿力がないため、カラカラと乾いてもろい角質になり、
保湿力がなくもろい角質はダメージに弱いので、刺激やダメージを受けると硬化してしまうのです。
さらに未熟な状態で角化してきた、パサパサで硬くなった角質は、
剥がれ落ちるときに必要な酵素が十分ではないために、中々剥がれ落ちることができません。
しかし、ターンオーバーは早まっているため、下からはどんどん未熟な細胞が角化され続けるという悪循環に陥ります。
細胞も保湿も未熟な表皮は、ダメージから細胞を守ることができなくなり、様々な肌トラブルを招いてしまいます。
特に敏感肌や乾燥肌の人は、ターンオーバーが早い可能性があります。
加齢も原因の一つ、ターンオーバーが遅い
ターンオーバーが遅いということは、肌の生まれ変わりが遅いということになるので、
古い角質がいつまでもくっついているということになります。
日焼けや傷の回復も遅くなりますし、メラニンが沈着しやすくなり、シミの原因にもなってしまうのです。
角質はすでに死んでいる細胞ですから、いつまでも肌に残っていればいるほど、
硬いごわごわした汚い角質になるため、見た目にもごわついた汚い硬い肌に見えてしまうのです。
加齢などで細胞が老化したり、細胞の働きが弱まってしまうと、
ターンオーバーが遅くなりますが、女性の場合はターンオーバーが遅いという人は実は少ないのです。
肌のターンオーバーの仕組みはとても繊細
肌のターンオーバーを乱す原因はたくさんあります。
刺激はもちろんのこと、生活習慣も大きく関わっています。
加齢による肌の不調は、加齢による細胞の老化で、
ターンオーバーが遅くなっていることにプラスして、
これまで受けてきたダメージや、間違ったケア方法が積み重なったものです。
若い方でもちょっとした刺激がターンオーバーを乱す原因になってしまいます。
また逆に、内面的なダメージはターンオーバーを遅くする原因になることが多く、
肌のターンオーバーは早くなったり遅くなったり、
常にターンオーバーが乱れた状態の人が多いのが現状です。
肌のターンオーバーが早いか遅いかではなく、
健康に育った丈夫な肌であることが基本なのです。
間違ったケアや過度なスキンケアは、乱れたターンオーバーをよりひどくさせるので注意しましょう。
今回は、肌のターンオーバーの乱れの原因についてご紹介しました。
次回は、肌のターンオーバーを正常にする方法ついてご紹介致します!
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