肌のターンオーバーの仕組みと乱れの原因①
肌には、ターンオーバーという仕組みがあり、
皮膚を健康に美しく保つために、とても大切な仕組みなのです。
肌の質が決まるのは、このターンオーバーにかかっているといっても過言ではありません。
しかし、肌のターンオーバーはとても繊細で、正常に機能できていない人が多く、
中々肌が綺麗にならないとお悩みの方も多いかと思います。
肌のターンオーバーの仕組みを理解して、年齢にも負けない肌作りを心がけましょう!
肌のターンオーバーの仕組み
肌といっても、肌のつくりは少し複雑で、
いくつかの層に分かれ、役割もそれぞれ違います。
大きく分けると外側から
・表皮:外から受ける刺激から体を守っている
・真皮:表皮を支える
・皮下組織:外から加わる力などから体を守る
の三層から成り立ちます。
ターンオーバーは、この中の表皮で行われます。
肌を生まれ変わらせるターンオーバー
ターンオーバーとは、表皮の新陳代謝のことで、
この新陳代謝の過程を角化と呼びます。
つまり、新しく作られた細胞が角化しながら姿を変え、それぞれの役割をこなして、
最後は垢となって剥がれ落ちる、肌が生まれ変わる仕組みのことです。
部位や人によっても異なりますが、新しい細胞が生まれてから剥がれ落ちるまで、
およそ28日周期でターンオーバーが行われるのが理想です!
4層に分かれている表皮の役割や仕組み
表皮はさらに細かく4層に分けられ、厚さはおよそ0.2mmとなります。
外側から、角層、顆粒層、有棘層、基底層に分けられます。
それぞれの役割をご説明します。
基底層の役割
基底層は、すぐ下の真皮層にある毛細血管から栄養を受け取り、
細胞分裂を繰り返し、表皮の元である角化細胞(ケラチノサイト)を作り出します。
また、色素細胞であるメラノサイトも存在し、紫外線や刺激を受けるとメラニン色素を生成し、
真皮層にダメージが届かないようにブロックします。
有棘層の役割
表皮の中で一番厚い層です。
基底層で作られた角化細胞が押し上げられ、有棘細胞になります。
細胞間にはリンパ液が流れていて、老廃物を流し、表皮に栄養を運びます。
そして免疫細胞であるランゲルハンス細胞があり、
外界から侵入してきたウイルスやカビなどの異物を判断し、
体外に排出しようとするときに、アレルギー反応を起こすのです。
また、熱いとか痛いとかを感じる知覚神経もあります。
顆粒層の役割
有棘層から押上られた細胞が顆粒細胞に変化します。
顆粒層は、角質層と共にバリア機能を担っている場所となります。
顆粒層に多く存在する、ケラトヒラリン顆粒が紫外線をブロックします。
また、角質層の成分であり、角質層の水分保持に欠かせない角質細胞間皮質と
自然保湿因子であるNMFが作られるのも、顆粒層となります。
角層の役割
基底層から角化しながら押し上げられてきた細胞は、
角層で角質細胞となり垢となって剥がれ落ちます。
角質細胞は死んだ細胞と言われていますが、
角層がなければ、私たちの体は外界からの攻撃でボロボロになってしまうのです。
角層は角質層ともいわれ、およそ0.02mm、
角質細胞と角質細胞間を埋め尽くすように存在しており
約50%がセラミドで占める角質細胞間皮質と自然保湿因子NMFを含む水分でできています。
さらに表面を分泌された皮脂と汗が混ざり合い、天然の保湿クリームとなって、肌を保護しており
角層はバリア機能を担い体を守ってくれています。
体内の水分が蒸発されないのも、外界の細菌や異物が皮膚から体内に侵入しないのも、
お風呂やプールに入っても体内に水分入ってこないのは、角層のバリア機能のおかげでなのです。
今回は、肌のターンオーバーの仕組みについてご紹介致しました。
ターンオーバーは皮膚を健康に美しく保つために、
とても大切な仕組みだということが分かりましたね。
次回は、肌のターンオーバーの乱れの原因についてご紹介致します!
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