美肌のカギを握るターンオーバー


 

肌は古い肌細胞が剥がれ落ち、新しい細胞に生まれ変わるのを繰り返しています。

不要な角質が剥がれ落ちることで肌の美しさが保たれるのですが、

これがうまくおこなわれないと老化を加速させてしまいます。

 

 

肌がキレイな人はサイクルが整っている

古い肌細胞が剥がれ落ち新しい細胞が生まれることをターンオーバーと言います。

肌がきれいな人はこのターンオーバーが正常におこなわれていると言えるでしょう。

赤ちゃんの肌がキレイなのは、ターンオーバーがうまくいっているからです。

ただ、年齢を重ねると自然とこのサイクルが正常におこなわれなくなってしまいます。

古い角質が剥がれにくくなり、結果的にシワやシミができやすくなってしまうのです。

ターンオーバーが乱れる原因の1つとされているのが水分を維持する力の低下です。

年齢を重ねると水分維持力が弱まり乾燥を招きます。

肌にとって乾燥は良いことはありません。

すべてを悪い方向に向かわせてしまいます。

 

 

自分の肌に合った洗顔が大切

ターンオーバーを促進させるためには、古い角質が剥がれやすくなる環境を整えることが要です。

剥がれ落ちる力が低下しているのであれば、洗顔を改めてみると良いでしょう。

特に若い頃から洗顔を変えていないという人は要注意です。

もちろんそれが自分に合っているというのであれば、無理に変えることはありません。

しかし、脂質肌から乾燥肌というようにいつの間にか変わっていることもあります。

自分の肌を見極めるためにも、1度見直してみると良いでしょう。

洗顔の際、しっかり汚れを落とそうと強い力で擦るのはNGです。

摩擦は肌に負担をかけ、ターンオーバーに影響することもあります。

円を描くようにやさしくマッサージしながらおこないましょう。

熱いお湯を使うと乾燥の原因になります。

適温とされているのは、少しぬるめのお湯です。

泡立てやすすぎの時に使うお湯にもこだわりましょう。

ターンオーバーのためだと思って何度も洗うのは良くありません。

必要な皮脂まで落としてしまうこともあるので気をつけましょう。

 

 

保湿も重要

ターンオーバーを正しくさせるには、保湿も大切です。

洗顔してそのままにしておくと乾燥し、サイクルが乱れてしまうおそれがあります。

正しい洗顔をしたら、すぐに自分の肌質に合ったローションで保湿をしましょう。

ローションはコットンを使うのがベストですが、使い方は人それぞれです。

手のひらで馴染ませるように使う方法もあります。

直接馴染ませる場合は、手を清潔にしておくことも忘れてはなりません。

ローションで保湿をした後は、与えた水分が蒸発しないように乳液やクリームで保湿をしましょう。

乳液やクリームも、自分の肌に合ったものが前提です。

また、ベタつきがあるものはニキビができやすい環境を招いてしまうこともあります。

できるだけベタつきのないものを選びましょう。

睡眠もお肌にとって重要なカギを握ります。

寝不足の経験がある人は、肌の調子が良くないと実感したこともあるでしょう。

睡眠不足は、美容にも健康にも良くありません。夜更かしは厳禁です。

肌の調子を悪くさせないためにも、早めに就寝しましょう。

紫外線はお肌の大敵です。

シミやシワの原因とも言われているので、できるだけ浴びない生活を心がけましょう。

帽子、日傘、日焼け止めは必須です。特に日差しの強い夏はしっかり対策しましょう。

 

生まれた時正常におこなわれていたターンオーバーも、年齢を重ねると乱れてきます。

肌サイクルの乱れは老化を加速させ良いことはありません。

自分の肌質に合った洗顔とローション、乳液やクリームを使って保湿をしましょう。

また、紫外線対策やたっぷりの睡眠も大切です。