美肌の大敵・ハウスダストは大掃除で取り除きましょう!
これから年末にかけて、一年の汚れを取りのぞく大掃除シーズンに突入します。
部屋を掃除して清潔な状態にすれば、気持ちよく新年を迎えることができますよね。
しかも部屋を掃除してすることは、美肌づくりにもつながるのです。
汚れた部屋は肌荒れを招く?
掃除をしばらくサボっていると、なんとなく肌が荒れているように感じたことはありませんか? それは室内に潜んでいるハウスダストが原因かもしれません。
ハウスダストとは室内に散乱しているノミやダニの死骸やフン、繊維、ペットの毛、花粉、カビ、タバコの煙などを指しています。
ハウスダストはくしゃみ、鼻水、目の充血などのアレルギー反応を引き起こすだけでなく、皮膚炎や肌荒れの原因になる可能性もあるのです。ハウスダストによってアトピー性皮膚炎が悪化したり、皮膚の赤みやかゆみが発生したりすることもあります。ハウスダストが付着して肌が不潔な状態になると、ニキビや吹き出物が出来やすくなるとも言われています。
ハウスダストを効率よく取りのぞける掃除方法は?
ダニが発生しやすい場所はリビングの床やカーペットの中です。生活時間帯の長いリビングの床やカーペットには、ダニのエサとなる食べカスやホコリ、人間のフケや皮膚など、ダニのエサとなる原因のものがたくさん落ちているためです。特にマットやカーペットにはダニがもぐり込んでいる可能性が高いので、掃除の際にダニ除去に特化した排気循環式の掃除機などを使っても良いでしょう。
最近では技術の進歩もあり、ハウスダストの除去率が3分間で90%以上という「ふとんクリーナー」も登場しているようです。これなら、自分で掃除機をかけるよりも効果が期待できますね。
床がフローリングの場合は、まずはじめに掃除機をかけてから、水気のある雑巾でゆっくり丁寧に拭いて、仕上げに濡れていない雑巾でから拭きをしましょう。
床が畳の部屋では、掃除機をたたみの網目に沿ってかけ、さらに塗れた新聞紙を部屋中に蒔いてほうきで掃くようにすると、ホコリなどがきれいに取れます。
家具の下など掃除機をかけにくい場所にはダニが潜んでいる可能性が大きいので、大掃除の際には、家具をどかすなどして掃除機をかけてください。
浴室のタオルやマット、寝室のシーツなどにはカビやダニが繁殖しやすいので、こまめに洗濯するのが一番です。
布団や毛布はダニの温床になりやすいという問題もあります。人は一晩でコップ一杯分の汗をかくといわれていますが、湿度・温度が高い環境では、ダニが増えやすくなります。
ダニは高温多湿を好むので、晴れた日には布団を干して湿気を減らしたり、カバー類やシーツの洗濯をすることが大切です。
掃除と合わせて冬でもたまには窓を開けて換気するようにしましょう。
ダニがまったく通らないほど、密な繊維で作られた特殊な布団カバーを使うという方法もあります。「高密度防ダニカバー」と呼ばれるものです。ダニの糞や死骸も通らないくらい極細の高密度繊維でできているため、寝室をクリーンに保つことができるようです。
肌をハウスダストから守るスキンケア
掃除に手が回りきらずハウスダストが肌に付着してしまったと感じた場合は、朝晩の洗顔できちんとハウスダストをオフすることも大切です。皮脂分泌が少なくなる冬はつい洗顔の手を抜いてしまいがちですが、洗顔は一日の肌の汚れを落とす大切な行為ですから、朝晩きちんと実行しましょう。
洗顔前にレンジで温めたタオルを顔に当てて、毛穴を開かせてから洗顔すると毛穴汚れが除去しやすくなりますよ。
また、ハウスダストによる肌荒れを予防するためにも、しっかりと保湿をしましょう。皮膚が乾燥していると肌のバリア機能が低下しますので、ハウスダストの刺激から肌を守ることができなくなってしまいます。
きれいな肌で快適に過ごせるように、掃除をする際にはハウスダストの除去を心がけてみてくださいね。
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